2009年9月22日火曜日

12 Dart Finish - The Ultimate Perfect Game of 701


 「701はBULLを中心に狙ってあまりT20を狙わないけど、 T20を中心に狙ったら、BULL Perfectをするより早くフィニッシュできるかも?」 なんて考えたことのある方もいるのではないでしょうか。


 結論から言えば出来ます。 早速その例を見てみましょう。


701 - 12 Dart Finishの例
1. T20, T20, T20 (180); T20, T20, T20 (180); T20, T20, T20 (180); T20, T17, BULL (161)
2. T20, T20, T19 (177); T20, T20, T19 (177); T20, T20, T19 (177); T20, T20, BULL (170)
3. T20, T20, T20 (180); T20, T20, T20 (180); T20, T20, T18 (174); T20, T19, BULL (167)
4. T20, T20, T20 (180); T20, T20, T20 (180); T20, T20, T20 (180); T18, T19, BULL (161)


 まず、1.のやり方が最も一般的になるでしょう。 Master Outなどであれば、最後の161の順番は好みが分かれるでしょうね。


 2.は、T20に刺さったものの上の方に刺さったため、T19を狙うカバーショットを入れた例です。 T19のカバーショットは3回まで可能です。


 3.は、3ラウンドの2つめのダーツがT20の上の方に刺さった例です。 今回のカバーショットはT19ではなく、高さの近いT18を狙っています。 T20の次にT18というのは、Cricketでもハードダーツの501でも見られます。 T18のカバーショットは、1度だけ可能です。 そして、T18はT20と同じく偶数なので、奇数のT19に一度だけ入れておきましょう。


 4.は1.のやり方でいこうと思ったのですが、 「ここまで上手くやってきてもう外せない!」と力んでしまったのか4ラウンドの1つ目のダーツをT20に入れられませんでした。 しかし、入った所は幸運にもT18。Angel Dartです。 ミスしても入れば同じく得点になります。 それゆえ、701の12ダーツは、このようなことが1回だけ許されます (T18へのAngel Dartは501の9ダーツなら2回OK)。


 使えるターゲットは、T20、T19、T18、T17、BULLの5つのみです。 全部50点以上のターゲットですね。 それならば、701の12ダーツはいったい何通りの方法があるのかも計算しました。 テレビ放映されるようなトーナメントでは行われませんが、 ハードダーツで701をやった時も、もちろん今回のことは全て当てはまります。




 BULL Perfectは5ラウンド、14ダーツですが、 T20のUltimate Perfectは4ラウンド、12ダーツと1ラウンド早くフィニッシュできるのです。 すなわち、相手がBULL Perfectを出すような相手でも、後攻になっても成功すれば確実に勝てます。


 ハードダーツと同じくソフトダーツもレベルが上がってきている昨今、 BULL Perfectを見る機会も多くなってきました。  また、ソフトダーツでも501がトーナメントで行われる機会が増え、 プレイヤーが9ダーツを狙うようになりました。 そのため、T20の重要性が高まり、180をたくさん取れるようになれば、 701でもやってみようかと言うふうになるのは、自然な流れです。


 Phil Taylorが失敗したもののトライしてをみせてくれたのがとても印象的でしたが、 近い将来珍しいものでなくなるかもしれませんね。


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